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武藤 代表1号アゲイン!新生日本では左サイド起用が濃厚

[ 2015年3月26日 05:30 ]

日本代表合宿で笑顔を見せる武藤

日本代表合宿3日目

(3月25日 大分)
 ハリルホジッチ監督の初陣となる27日のチュニジア戦で、FC東京の日本代表FW武藤嘉紀(22)が“正真正銘の1号ゴール”を狙う。

 この日は武藤も得意とするカウンターを重点的に練習。所属チームでは最近2トップの一角でプレーしているが、新生ジャパンでは4―2―3―1システムの左MFでプレーすることが濃厚となり「自分のプレースタイルはサイドの方がやりやすい」ときっぱり。「スプリント、走る距離は長くなる。それも自分の良さだと思うので、ゴールも狙っていけたら」と力を込めた。

 アギーレジャパンでは、昨年9月9日のベネズエラ戦で1号ゴール。これまで新体制初得点を記録した選手は、その監督がW杯本大会で指揮を執った場合は全てメンバーに選出されているとあって、一気に注目を浴びた。だが、アギーレ監督は既に退任。ベネズエラ戦は相手が出場停止処分の選手を出場させたことで没収試合扱いとなった。得点者や出場記録は残ったものの、今回も1号ゴールを決めるチャンスが巡ってきた。

 新指揮官は縦に速い攻撃を標榜(ひょうぼう)しており、武藤のプレースタイルは合致している。22日の神戸戦でも強烈な速攻からゴールを決めている。しかも、その一戦ではJ1第3節の全体2位となる走行距離12・78キロ、スプリント数36回をマーク。90分間、絶え間なく仕掛けられる持久力を既に証明している。この日は「縦に速い攻撃だったら、サイドで(DFの)裏、3人目の動きが必要になってくる。戦術を理解して攻守にハードワークしたい」とイメージを膨らませた。

 新指揮官の初陣に向け「選手も、監督もやってやろうという雰囲気になってきた」と武藤。アギーレジャパンで一気に主役に躍り出たカウンターの申し子はハリルジャパンでもその座を譲らない。

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2015年3月26日のニュース