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豪州 延長制し地元初V!若手が存在感、22歳ルオンゴMVP

[ 2015年2月1日 05:30 ]

優勝しトロフィーを掲げるオーストラリアイレブン (AP)

アジア杯決勝 オーストラリア2―1韓国

(1月31日 オーストラリア・シドニー)
 決勝が行われ、開催国のオーストラリアが延長で韓国を2―1で下し、3度目の出場で初優勝。各大陸王者などが集う17年のコンフェデ杯(ロシア)の出場権を獲得した。前半45分に先制点を決めたMFマッシモ・ルオンゴ(22=イングランド3部スウィンドン)が大会MVPを獲得。60年大会以来55年ぶり3度目のアジア制覇を狙った韓国は、0―1の後半ロスタイムにMF孫興民(22=レバークーゼン)が同点弾を決めたが、延長で力尽きた。

 7万人を超える地元大観衆の前でオーストラリアがアジア初制覇を達成。13年に就任し、新世代の発掘とパスサッカーへの転換を進めてきたポステコグルー監督は「言葉では言い表せない。選手を誇りに思う」と喜びに浸った。

 指揮官の教え子たちが躍動した。前半45分、22歳の攻撃的MFルオンゴが鋭いターンから右足で先制ミドルを決めた。1次リーグUAE戦の代表初ゴール以来の2点目。今大会全6試合に先発して4アシストを挙げた活躍が認められて大会MVPに輝いた。

 35歳のエースFWカーヒルに代わって途中出場した23歳のFWユリッチが、延長前半15分にMFトロイージの決勝弾を演出。13年に代表引退した守護神シュワルツァーの後継者、22歳のライアンが大会最優秀GKを獲得するなど世代交代を印象付けた。ポステコグルー監督は「若手は非常に優秀。これから世界で戦っていける」とアジアから世界へ飛躍を誓った。

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2015年2月1日のニュース