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浦和 15年は全員守備&全員攻撃のバイエルン戦法でV狙う

[ 2015年1月31日 05:30 ]

室内練習場へと向かう西川

 15年は“バイエルン式”で悲願のタイトルを目指す。降雪のため、30日の練習を急きょ室内に変更した浦和はミハエル・ペトロヴィッチ監督(57)と全選手が約1時間のミーティング。ビデオで世界的なクラブの戦いも分析し、今季の戦い方の意思統一を図った。

 雪で予定していた2部練習を1部練習に変更し、グラウンドも使えない状況で室内メニューに切り替えた。それでも「こういう機会じゃないとなかなかできない」と槙野が話すように選手が共通認識を深めるには絶好の機会。映像を見た槙野は「アグレッシブにボールを取りにいく守備。前線3人を起点にした全員での攻撃」と話し、西川は「DFラインを高くする。そうなると自分のポジショニングが大事」とイメージを膨らませた。

 証言から浮かび上がるのはバイエルン・ミュンヘンだ。今季リーグ戦は17戦で41得点4失点で首位独走。グアルディオラ監督の下、全員攻撃&守備を掲げてハードな運動量も求める。GKノイアーは積極的な飛び出しで広範囲の守備が必要だ。

 浦和は13年シーズンでJ1最多66得点を挙げながら、失点はリーグ12位の56失点。14年は失点こそリーグ3位の32に抑えたが、得点はリーグ4位の52に落ちた。昨年は終盤に得点力不足に陥り、土壇場で優勝を逃した。今年は攻撃力を落とさずに、失点数も減らす“究極”の戦い方を志向。西川は「あと一つにこだわって突き詰めていきたい」と訴える。9年ぶりのリーグ制覇へ、世界の強豪を手本に進化する。

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