元日本代表ＦＷ柳沢敦氏　古巣・鹿島のコーチ就任

昨季限りで現役引退した柳沢氏

　Ｊ１鹿島は５日、１４年シーズン限りで引退した元日本代表ＦＷ柳沢敦氏（３７）がトップチームのコーチに就任すると発表した。

　柳沢氏は９６年、富山第一高から鹿島に加入し、１年目からリーグ戦８試合に出場して５得点をマーク。９８年には２２得点を記録してベストイレブンに選出された。２６歳の０３年にはセリエＡに挑戦し、サンプドリア、メッシーナで計３シーズンを過ごした。０６年に鹿島に復帰し、０８年に京都へ移籍。１１年からは仙台でプレーし、１４年シーズンをもって現役を引退した。日本代表では０２年日韓大会、０６年ドイツ大会と２度のＷ杯に出場。日韓大会では日本サッカー史上初となる１次リーグ突破に大きく貢献した。

　柳沢氏はクラブを通じてコメントを発表。「約８年ぶりに鹿島アントラーズの一員になれたことに大きな喜びを感じています。１９年の選手キャリアを経て、プロとして第一歩を踏み出したクラブに戻り、指導者として新たなキャリアをスタートできることを大変光栄に思います。立場や役割は大きく変わりますが、チームに貢献したいという気持ちは何一つ変わりません。今までの経験を生かし、コーチとして全力でチームをサポートしていきたいと考えていますので、よろしくお願いします」と意気込んだ。