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アギーレジャパン 非公開練習試合で7―0、最前線に武藤

[ 2015年1月5日 18:02 ]

 サッカーのアジア・カップで2連覇を狙う日本代表は5日、オーストラリアのセスノックで地元クラブと30分ハーフの練習試合を非公開で行い、7―0で大勝した。日本サッカー協会によると、武藤(FC東京)がFW3人の中央に入る布陣を試した。

 パス回しでの崩しだけでなく、速攻も効果的に織り交ぜるアギーレ体制にとって、奥の手になるか。Jリーグではこの位置にも入る小林(川崎)を右FWに固定してのテスト。武藤のスピードを最前線で生かしたい狙いが見える。

 当の本人は「この位置はやったことがない」と戸惑う布陣だったが、鋭い動きだしが光り、前半唯一の得点につながるPKを奪ったという。DFを背に後方からのパスを受ける役割には戸惑いを見せたが「(中央のFWに)求められる体の動きやプレーの質を上げないと」と前向きに話す。

 中央のFWは岡崎(マインツ)に続く存在の豊田(鳥栖)がインフルエンザで出遅れ、万全でない事情もある。暑さで足が止まる終盤、2人にはない特長を持つ武藤という選択肢も浮上する。

 左FWでは乾(アイントラハト・フランクフルト)と定位置を争う。出場機会を増やすチャンスに、練習試合での単なる数合わせと捉えず「複数の位置でやれるのがいい選手と言われている。動きだしや運動量、ハードワークでアピールしたい」と誓った。(共同)

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2015年1月5日のニュース