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流経大柏“秘策”ズバリ!3バックで今大会初の完封勝利

[ 2015年1月4日 05:30 ]

<流経大柏・水橋>前半、高い打点でゴールに迫る流経大柏・高沢(左奥)

第93回全国高校サッカー選手権3回戦 流通経大柏1―0水橋

(1月3日 フクアリ)
 秘策がピタリとはまった。水橋(富山)を1―0で退けた流通経大柏(千葉)は、4大会ぶりの8強進出。本田監督が「前線からのプレスが掛けやすくなった」と勝因の一つに挙げたように、今大会初めて後半から3バックにシステム変更したことが奏功した。

 FC東京に内定しているDF小川は、2日の矢板中央戦で腰を痛め、先発を外れた。だが、後半開始から出場すると、それまでの4バックから3バックに変更。小川は左のウイングバックに入って攻撃を活性化させ、36分に決勝アシストを記録した。

 後半は相手のシュート数を0に封じ込め、2戦連続PK勝ちから前後半で決着をつけた指揮官は「県予選決勝でしたことのあるシステム。後ろの3枚が楽になるし、中盤でボールも拾えた」としたり顔。今大会初の無失点勝利に「90分間で勝てたことよりも、それが大きい」と7大会ぶり全国制覇への手応えも感じ取っていた。

 ▼水橋・上田監督 失点シーン以外は100点に近い。見ている方に何か伝わるプレーは見せてくれた。選手を誇りに思います。

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2015年1月4日のニュース