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浦和 5年ぶり女王返り咲き!初のアベックVへ“兄貴”を後押し

[ 2014年11月25日 05:30 ]

優勝した浦和イレブンは紙吹雪を散らすサポーターとともに優勝を喜ぶ

 なでしこリーグ・エキサイティングシリーズは上位リーグの最終節が各地で行われ、首位の浦和が5年ぶり3度目のリーグ制覇を果たした。ホームで新潟に0―1で敗れたものの、岡山湯郷を破って勝ち点で並ばれた2位の日テレを得失点差で6上回った。目標であるクラブ史上初のJリーグとの男女アベック優勝へ向け、まずは女子がタイトルを獲得した。

 浦和が歴史の1ページをめくった。最終戦こそ白星で飾れなかったが、シーズンを通して頂点に立つ堂々のリーグ制覇。試合後のセレモニーで主将のFW後藤が優勝杯を天に突き上げる。「WE ARE REDS!」。選手たちが絶叫すると、スタンドから一斉に紙吹雪が舞った。「一戦一戦、積み重ねてきた結果」と後藤。壮観な景色に、誰もが感極まった。

 レギュラーシリーズは首位に立ちながら最終戦でINAC神戸に敗れ、3位に転落。選手は涙に暮れ、自分たちのサッカーを見直した。来季続投の吉田監督は「選手を奮い立たせる気持ちにさせた」と振り返る。昨季は残留争いをするなど低迷し、オフには毎日1時間半も走り込んだ。地道な努力を振り返れば自然と力が湧いた。エキサイティングシリーズは第2戦から4連勝。序盤で首位に立ち、優勝を決めた。

 Jリーグで首位に立つ“兄貴分”にも力強い後押しとなった。柏木ら男子トップチームの選手と頻繁に食事会が開かれ、男女アベック優勝を誓い合っている。「男女で優勝したらうれしさも2倍になる」とFW大滝はエール。クラブ史上初のアベックVへ、まずは女子がノルマを達成した。

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