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“アジアの大砲”長崎・高木監督の長男・利弥、来季山形入りへ

[ 2014年10月8日 08:39 ]

高木利弥(2010年撮影)

 J2長崎・高木琢也監督(46)の長男で、関東大学リーグ2部の神奈川大に所属するDF高木利弥(21)が来季J2山形入りすることが8日、明らかになった。関係者によると、今春に練習参加した際、石崎信弘監督(56)が潜在能力を高く評価。近日中に正式発表される。

 高木は父が代表デビューを飾った1992年に広島県で誕生。父のV川崎(現J2東京V)移籍に伴って東京へ引っ越し、FC東京U―15深川から名門・帝京高に進んだ。1、2年時には、元日本代表MF中村俊輔(横浜)タイプの技巧派レフティーとして2年連続で全国高校サッカー選手権に出場。ともに初戦で敗退したが、神奈川大進学後に左利きを生かして左サイドバックに転向すると、自らジム通いをするなど不断の努力で高校時代よりパワーアップした強じんな体を作り上げた。

 父は身長1メートル88の長身で“アジアの大砲”の異名を取ったストライカーで、現役時代には日本代表歴代5位の27ゴールをマーク。そのDNAを継ぐ利弥は身長1メートル78で、ポジションもタイプも父とは違うが、即戦力との高評価で、父子2代でのJリーガーという夢を叶えた。

 くしくも山形は11日に行われる次節のホーム戦で、高木琢也監督率いる長崎と対戦。 利弥は7月に承認されていたJFA・Jリーグ特別指定選手からは大学との日程の兼ね合いですでに外れており、ひと足早い“父子対決”は実現しなかったが、息子を託す高木監督と石崎監督の試合後の握手はいつも以上に力のこもったものになりそうだ。

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2014年10月8日のニュース