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アギーレ監督“鬼の目”朝食2人遅刻…なれ合い許さん!

[ 2014年10月8日 05:30 ]

練習開始前に円陣を組むアギーレ監督

 新潟市内で行われている日本代表合宿2日目の7日、ハビエル・アギーレ監督(55)がチームの手綱を引き締めた。この日の朝食に2選手が遅刻したことを受け、全23選手がそろった練習前の円陣で規律の厳守を訴えた。

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 アギーレ監督が早くもチームの手綱を引き締めた。練習前の円陣。静かに、しかし、厳しい口調で訴えた。「私はピッチ内外の細かい行動も見ているので、しっかりしてほしい。細かい部分が必ず結果にも反映される」。全選手を前に規律を守ることの重要性を強調。ある選手は「静かな口調だったけど、それが逆に怖かった」と証言した。

 関係者によると、この日の朝食に2選手が遅刻。スタッフが電話で呼び出したため2~3分程度の遅れで食事は始まった。ザッケローニ前監督と違い、アギーレ監督は全員で朝食をとる形式。遅れた2人が他の選手に冷やかされ、その場は済まされたが、指揮官はなれ合いムードを漂わせないためにチームを戒めた。

 和を重んじるアギーレ監督は選手選考の際にも技術、身体能力、戦術理解度などに加えて性格もチェックする。練習後には視察に訪れていた元磐田MFで鳥栖コーチなどを歴任したアンドレ氏(現新潟1部グランセナFC監督)から情報収集も行った。ジャマイカ戦で初白星を手にするためにわずかな妥協も許さない。鬼の指揮官は常に目を光らせている。

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2014年10月8日のニュース