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アギーレ監督 ドローにも満足「私はJリーグを視察し続ける」

[ 2014年9月9日 21:48 ]

<日本・ベネズエラ>試合中、笑顔を見せるアギーレ監督

親善試合 日本2―2ベネズエラ

(9月9日 日産スタジアム)
 日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)は、ベネズエラ代表と2―2で引き分けという結果を冷静に受け止めた。

 前半は自分たちのパスミスやコンビネーション不足からベネズエラに再三決定的な場面を作られながら、相手のシュート精度に助けられて0―0で折り返し。「前半はベネズエラが日本を上回っていたと思う」と認め、2点ずつを取り合った後半については「交代もうまくいって、2得点を決めることができたが、引き分けになってしまった」と振り返った。

 それでも、自らが日本代表に初招集した若手のFW武藤嘉紀(22=FC東京)とMF柴崎岳(22=鹿島)がともに代表初ゴール。今後に向けた大きな光となったことには「日本の新しい血が活躍したことはうれしい。我々は4年後に向けてプロジェクトを進めているので満足している」と笑顔を見せる場面も。

 アギーレジャパン初陣となった5日のウルグアイ戦ではともにミスから2失点。攻撃陣も無得点に抑えられ、完敗を喫した。だが、中3日で迎えたベネズエラ戦では「特に攻撃で成長が見られた、より勇敢にいけたと思う」と手応えを感じ取った様子で、PKとGK川島永嗣(31=Sリエージュ)のキャッチミスで喫した2失点については、「試合にはミスはつきものだが、まだ親善試合でこういうミスが起きて良かったと思う」と前向きに受け止めた。

 今後に関しては、「私はJリーグを視察し続け、選手を見続けたい。そして、仕事をしっかりこなしたいと思います」と結んだアギーレ監督。今回は5選手を代表に初招集し、その初招集されたJリーグ組の2人がゴールという結果を出しただけに、未招集のJリーガーたちにも希望が広がる結果となった。

 

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2014年9月9日のニュース