ＦＣ東京ＦＷ武藤　初の２戦連発で“鬼門カシマ”突破を！

＜ＦＣ東京練習＞練習に臨んだ武藤（中央）。左は三田

Ｊ１第２２節 ＦＣ東京―鹿島

（8月30日 カシマ）
　アギーレジャパンに招集されたＦＣ東京ＦＷ武藤が“鬼門突破”を目指す。現役大学生にして代表入りし、前夜はお祝いメッセージが殺到したという。メンバー発表から一夜明けたこの日、「責任感も芽生えた」と引き締まった表情で語り、さらに「ここからは自分の実力で勝負しないといけない」と力を込めた。

　その勝負の一発目となるのが鹿島戦だ。チームは過去、カシマスタジアムでのリーグ戦は１勝３分け８敗。１０試合以上戦ったスタジアムの中で最も分が悪い。まさに大きな難関となるが、武藤は「自分としては初めて。マイナスの感じはない。大丈夫です」と言い切った。

　今季ここまでチームトップの７得点。自身が決めた試合は天皇杯１試合も含め５勝１分けと無敗だ。優勝争いに踏みとどまるためには絶対に負けられない一戦。「鹿島戦のあと代表合宿、試合があるんで、何としても勝って行きたい」。胸を張って代表合宿に臨むためにも、武藤がまずは今季初の連発でチームを勝利へと導く。（垣内　一之）