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鹿島「キャプテン」柴崎 同学年制し気持ちよく「代表へ」

[ 2014年8月30日 05:30 ]

<鹿島練習>柴崎が逆サイドへパスを展開する

 首位獲りでアギーレジャパンに弾みをつける。30日のJ1リーグで鹿島はFC東京とホームで対戦。新生日本代表に選出されたMF柴崎岳(22)は出場停止のMF小笠原満男(35)に代わってキャプテンマークを巻くことが濃厚。同学年のFC東京FW武藤嘉紀(22)との対戦に注目が集まる中、若きリーダーが存在感を発揮する。

【J1順位表】

 アギーレジャパンの立ち上げメンバーとして大きな注目が集まっても、浮ついた気持ちはない。FC東京戦を控えた柴崎は「クラブと代表は別。在籍しているのはクラブだし、そこでベストを尽くすことは代表メンバーに入っても変えることはない」とキッパリ。相手には新鋭FW武藤とW杯ブラジル大会を経験したDF森重がおり「武藤選手はキープレーヤーだけど、中盤や守備にもキーになる選手はいる。そういう(対決をあおる周囲の声)のは気にせずにやりたい」と勝利だけを見据えた。

 FC東京戦は柴崎にとっても、クラブにとっても大きな意味を持つ。12年10月6日にリーグ初得点を挙げた験のいい相手だが、今回は主将MF小笠原やU―21代表DF植田ら3選手が累積警告で出場停止。リーグ4連勝中で、チームとしての底力が試される。同時にリーグ後半戦は負けなしと好調なFC東京に勝てばさらに勢いがつき、首位・浦和、2位・鳥栖の結果次第では首位浮上の可能性も出てくる。

 柴崎は主将マークを巻くことが濃厚。今季カップ戦などではすでに主将の重責を担っており、チームを背負える主軸に成長した。「今節も勝って、切り替えて代表に行きたい」。柴崎は中盤で攻撃を組み立てるだけでなく、今季は5得点と得点力もついた。今季7得点の武藤とは同じ22歳。面識はほとんどないというが、同学年対決を制し、気持ち良くアギーレジャパンの第一歩を踏み出す。 

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