なでしこ　世代交代で連覇へ！ＭＦ澤を外し若手３人を初招集

サッカー男子Ｕ―２１日本代表の手倉森監督（左）と握手するなでしこジャパンの佐々木監督

なでしこジャパン　アジア大会メンバー発表

　なでしこジャパンは世代交代を進めながらアジア大会２連覇を狙う。

　大黒柱のＭＦ澤（ＩＮＡＣ神戸）をメンバーから外し、ＤＦ臼井（浦和）、ＤＦ羽座（日体大）、ＦＷ増矢（ＩＮＡＣ神戸）の３人を初招集。今大会は国際Ａマッチデーに設定されておらず、海外組は招集できない。国内の若手にチャンスを与える編成となり、佐々木監督は「次につながる選手と既存選手との融合で連覇にチャレンジしたい」と説明した。澤がメンバーから外れるのは昨年７月の東アジア大会以来。澤の背番号１０をＦＷ高瀬（ＩＮＡＣ神戸）がつけることになるが、指揮官は「大会の規定上、選ばなければいけなかった。大御所から１０番を移行したわけではない」と一時的な措置であることを強調した。

　守備能力とパスセンスの高い羽座、積極的なドリブル突破が魅力の増矢は１８歳での抜てき。「早く呼んで可能性を引き出したかった」と指揮官は説明。アジア杯に続く招集となったＭＦ猶本（浦和）らも含め、連覇が懸かる来年６月の女子Ｗ杯カナダ大会に向けたチームづくりは試行錯誤が続く。