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似たもの同士!?大久保 熱血アギーレ監督歓迎「気合入れてくれる」

[ 2014年7月26日 05:30 ]

アギーレ新監督の就任を歓迎したFW大久保

 18年W杯ロシア大会出場を目指す川崎FのFW大久保嘉人(32)が25日、熱血漢の日本代表監督就任を歓迎した。知将として知られる一方で、暴言などで退席処分を受けてきたアギーレ新監督に言及。“元悪童”として新生ジャパンへの闘魂注入に期待した。また、各クラブでは代表入りに意欲を見せる選手の声があふれ、4年後に向けてJリーグが活気づいてきた。

 試合中に熱くなる新指揮官の気持ちを誰よりも理解していた。アギーレ新監督の就任発表から一夜明け、大久保は「熱い人みたいですね。いいんじゃないですか。俺たちにも気合を入れてくれるんじゃないかな」と歓迎した。Jリーグ通算10度の退場はストイコビッチらに次ぐ歴代3位。ここ数年は精神的に成長して警告や退場は激減したが、元来は熱い性格で、新しい指揮官の闘魂注入に期待を寄せている。

 実は既に、新監督への“アピール”も済ませている。スペインのマジョルカに在籍した05~06年には、アギーレ監督が指揮したオサスナと2度対戦した。05年5月7日には、鮮やかなループシュートで得点したかに思われたが、ゴールラインを割っていないという微妙な判定を下された。さらに05年12月11日の対戦では、ロスタイムが短いことを主審に猛抗議して、試合終了後にレッドカードをもらっている。約9年前の試合だが、敵将に強烈なインパクトを残しているのは明白だ。

 ラフプレーや暴言は許される行為ではないが、W杯ブラジル大会の日本代表に勝利への執着心や闘争心が希薄だったことも事実。アギーレ新監督がメキシコ代表を指揮した10年W杯南アフリカ大会でベテランのブランコを積極起用したことも、32歳の大久保には追い風となる。目標は18年W杯ロシア大会での自身3度目のW杯出場。大久保は「監督が変わって、また違う風が吹く。これがいいきっかけになればいいね」と視線を上げた。

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2014年7月26日のニュース