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神戸FWジュニオール 西野監督への“恩返し弾”誓う

[ 2014年3月21日 05:30 ]

 神戸のFWペドロ・ジュニオールが20日、名古屋戦(23日、瑞穂陸)を前に、敵将の西野監督に謝罪の気持ちと成長を示すことを誓った。

 ちょうど4年前の3月20日、当時G大阪に所属していたブラジル人は万博での新潟戦に途中出場。しかし途中交代を命じられるとピッチを去る際にユニホームを投げつけ、当時G大阪で指揮を執っていた現名古屋の指揮官に罵声を浴びせた。その後はお互いに歩み寄ることのないまま、4月に登録を抹消されチームを追い出された。

 だが当時23歳だった若者にも子供が生まれ、精神的にも安定した状態で再会の時が巡ってきた。「今でも後悔している。タイミングがあれば申し訳なかったという気持ちを伝えたい」とざんげ。そのうえで「あれから4年たった。経験も積んだ。いまは神戸のことを考えたい」とプレーで成熟した姿を見せるつもりだ。

 クラブにとっても西野監督との因縁は深い。12年5月に監督要請しながら11月に途中解任。J最多勝を誇る指揮官が当時の屈辱を忘れるはずがない。さまざまな思いが交錯する3・23の一戦には好ゲームの期待が高まる。

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2014年3月21日のニュース