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フォルラン離脱…左太腿に違和感、今季初戦のACLへ黄信号

[ 2014年2月19日 05:30 ]

午前練習の途中までは全体練習をこなしていたC大阪のFWフォルランだったが…

 宮崎キャンプ中のC大阪は18日、午前と午後の2部練習を行い、ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(34)は左太腿前部に違和感を訴えて途中離脱した。午後の練習は参加せず、宿舎内で静養した。病院には行かず大事に至っていないもようながら、開幕への総仕上げとなる、19日のJ2山形、仙台との練習試合は回避する可能性が高まった。

 宮崎のピッチに緊張が走った。午前練習が始まって約45分が経過し、8対8のメニューを消化していた際だった。フォルランがポポヴィッチ監督のもとへ歩み寄り、左太腿前部の違和感を訴えてテントに引き揚げる。トレーナーに患部の状態を確かめてもらい、アイシングの処置。その後はチーム関係者の車で宿舎へと戻った。13日に合流してから、これが初めての途中離脱となった。

 本人と話し合った指揮官は軽症であることを強調した。「全然、大したことはない。彼自身の意欲は高くて“もう少しトレーニングをやりたい”という感じだったけど、リスクを冒す必要はない。これで大ケガになってしまったら元も子もないからね」。藤野フィジカルコーチも「太腿の前に疲れが出た感じ。合流してから休みなしできてましたから」と説明した。午後の練習には参加せず、宿舎内で静養。病院には行かなかった。

 初合流から6日目で起きた離脱。大事に至らず近日中には再合流する見込みながら、今季公式戦初戦となる25日のACL(アジアチャンピオンズリーグ)浦項戦に向けて不安も募る。開幕前最後の練習試合となる、19日のJ2山形、仙台との練習試合は回避する可能性が高い。加えてオーストラリア代表MFニコルスも、足先の痛みで室内トレーニングに終始した。シーズンスタートを目前に控えたC大阪。今は1日でも早い復帰を願うしかない。

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2014年2月19日のニュース