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山口 セレッソ新主将に就任!クラブ初“生え抜き”からの抜てき

[ 2014年2月10日 05:30 ]

C大阪のサポーターズコンベンションで記念撮影に収まるMF山口(前列左から3人目)

 C大阪は9日、大阪市中央公会堂で「2014サポーターズコンベンション」を開催し、今季から日本代表MF山口蛍(24)が主将に就任することを発表した。山口は新加入選手らとともに登場し、約1000人のサポーターに背中でチームをけん引することを誓った。クラブ史上初となるアカデミー出身の新主将が、悲願のタイトル獲得へ導く。

 サプライズだった。新加入選手の紹介などが終わると、いきなり司会者から「それでは新しい主将を発表します」とアナウンスされた。突然の出来事にざわつく場内。そして「山口蛍選手です!」という言葉とともに本人が壇上に現れると、集まった約1000人のサポーターから大歓声がわき起こった。

 「下部組織にいた頃から“生え抜きでキャプテン”というのが夢だった。自分の背中を見て全員がついてきてくれるようにしたいし、キャプテンとして魂のこもったプレーをしたい」

 始動前から主将就任へと立候補していた中で、前夜にポポヴィッチ監督から正式に就任が告げられた。C大阪のアカデミー出身者が、トップチームで主将を務めるのは初めて。ユースでキャプテンマークを巻いてきた山口にとっても格別の思いがあった。

 あまり多くを語るタイプではないものの、労を惜しまぬ献身的な動きは仲間の信頼を集める。厳しいメニューが課された沖縄での1次キャンプでは常に先頭を走り続け、今季に懸ける意気込みを体現してきた。

 C大阪に初タイトルをもたらすためには、世界的プレーヤーであるウルグアイ代表FWフォルランにも遠慮はしない。「(シュートミスなどをしたら)誰彼かまわず厳しく言う必要があるし、言わなかったら成り立たない」。ザックジャパンでも存在感を高める24歳が、タレント軍団の先頭に立つ。

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2014年2月10日のニュース