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京都橘 昨年準Vリベンジならず…名古屋内定の小屋松が不発に涙

[ 2014年1月12日 05:30 ]

<星稜・京都橘>星稜に敗れ泣き崩れる京都橘・小屋松

全国高校サッカー選手権準決勝 京都橘0―4星稜

(1月11日 国立)
 高校サッカーの終わりを告げるホイッスルが鳴ると、あふれ出る涙を、ユニホームでそっと拭った。前回準優勝のリベンジを誓って臨んだ2年連続の国立舞台。相手の密着マークに遭い、無得点に終わった京都橘のエースFW小屋松は「最後の試合で点を取れなかったのが心残り」と唇をかんだ。

 それでも納得の高校生活だった。前回大会は得点王を獲得。年代別の日本代表にも選出された。チームでは主将に就任。注目度が格段に高まった中でチームを引っ張り続けた。「いろいろ背負ってきた。悔しい気持ちもあるけど、やり切った気持ちの方が大きい。悔いのない3年間だった」。乾いた涙の代わりに、充実感がにじみ出た。

 卒業後はJ1名古屋入りする。「高校生活は80点。あとの20点を上のステージで埋めたい」。将来はスペインでのプレーを夢見る18歳の勝負は、まだ始まったばかりだ。

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