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入江が口火弾!日ノ本学園 2冠に向け11発大勝発進

[ 2014年1月12日 05:30 ]

<日ノ本学園・椙山女学園>後半、ドリブルで攻め込む日ノ本学園・入江

 高校女子サッカーの頂点を決める大会が開幕。第22回全日本高校女子サッカー選手権(スポニチ後援)は1回戦16試合が行われ、昨夏の高校総体覇者の日ノ本学園(兵庫)は椙山女学園(愛知)に11―0で大勝し、2冠に向けて好発進した。前回優勝の常盤木学園(宮城)も本庄第一(埼玉)に6―0で快勝。十文字(東京)は作陽(岡山)にPK戦の末に敗れた。

 日ノ本学園が“西の女王”の貫禄を見せつけて大勝スタートを切った。ゴールラッシュの口火を切ったのは背番号10のMF入江未希(3年)だ。前半5分にゴール前の混戦からこぼれ球を詰めて先制点をもたらすと、同17分には頭で2点目。後半開始直後にも3点目を決め、ハットトリックを達成した。

 身長1メートル53は先発で最も小さいが、スピードに乗ったドリブルが持ち味。「(体が)小さい方が目立つと思う。3点決めて、アピールすることができた」。それでも試合後には「内容はまだまだ。一人一人の距離が遠くてパスのずれが多く、ボールを失う回数が多かった。もっと点を取れた」と反省を忘れなかった。

 チームは昨夏の高校総体で連覇を達成したが、雷雨の影響による日程変更で決勝が行われなかったため、村田女(東京)との両校優勝。それだけに今大会は単独優勝に向けて気合が入っている。12日は飛鳥(東京)と対戦。入江は「2冠を達成したい」と力強く言い切り、3年ぶり2度目の頂点を見据えた。

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2014年1月12日のニュース