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清水 高木善朗の獲得発表!兄・俊幸との兄弟ホットライン再結成へ

[ 2013年12月21日 13:53 ]

清水で再び“兄弟タッグ”を組む高木俊幸(左)と善朗

 J1清水は21日、オランダ1部ユトレヒトからMF高木善朗(21)を完全移籍で獲得したと発表した。

 高木善はプロ野球の大洋(現DeNA)などで活躍した高木豊氏(55)の次男で、清水には兄のFW高木俊幸(22)が所属。俊幸がプロ1年目、善朗が高3だった2010年にはJ2東京Vでともにレギュラーをつかみ、9月にJリーグ史上初となる3度の“兄弟アベック弾”をわずか1カ月間、4試合で達成している。

 東京Vジュニアユース、東京Vユース、東京Vと長く同じチームでプレーし、「アイコンタクトもいらない」と話すほどお互いのプレーを熟知。サイドから切れ込んでシュートを放つ兄と、中盤を主戦場にFWからサイドバックまでこなすユーティリティーな弟の相性の良さは折り紙つきで、東京Vから清水に舞台を移して4年ぶりに復活する“兄弟ホットライン”が上位進出を狙う清水の新しい大きな武器になるのは間違いない。 

 2011年6月にJ2東京Vからユトレヒトに移籍し、昨年U―23日本代表にも招集された高木善のもとには、今夏以降、古巣の東京Vを含むJ1、J2の10チーム近いクラブから獲得のオファーや打診が殺到した。

 その中で、一番熱心に誘ってくれた清水を選んだ才能あふれる21歳は清水を通じて、「エスパルスには僕と同じように若くて、攻撃的な選手が多いので、チームの一員になるのが非常に楽しみです。約2年半、オランダでプレーした経験を活かし、加入1年目からタイトル獲得に貢献したいです。サポーターの皆さんとの『勝ちロコ』を楽しみにしています。応援よろしくお願いします」とコメントを発表。年内に日本へ帰国予定で、1歳違いの兄との再タッグで自身初となるJ1舞台に挑む。

 ◆高木 善朗(たかぎ・よしあき)1992年(平4)12月9日、横浜市生まれの21歳。4歳でサッカーを始め、あざみ野FCから東京Vジュニアユース、ユースと昇格。U―13、16、17、19、23と各年代の日本代表歴を持ち、2009年にはFW宇佐美貴史(21=J2G大阪)、FW宮市亮(アーセナル)らとともに主力としてU―17W杯ナイジェリア大会に出場。高3だった2010年に2種登録のままトップチームでレギュラーをつかみ、同年9月にプロA契約を締結した。2011年6月にユトレヒトへ移籍。J2通算43試合6得点。オランダ1部通算34試合1得点。家族は両親と兄・俊幸(22=清水)、弟・大輔(18=J2東京V)。利き足は右。1メートル70、64キロ。血液型はA。

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2013年12月21日のニュース