名古屋・西野監督が所信表明　攻撃的スタイル貫きＶ争い　

名古屋ののマフラーを手に、ポーズをとる西野新監督

　名古屋は２０日、Ｇ大阪でリーグ優勝などを果たした西野朗氏（５８）が来季の監督に就任すると発表し、名古屋市内で会見を開いた。

　Ｊ１最多通算２４４勝を誇る指揮官は攻撃的スタイルを貫くことを宣言。１５年シーズン終了までの２年契約で、若手の底上げも図りながら１年目から優勝争いする意欲を見せた。

　日本Ｎｏ．１の実績を誇る名将が神戸で途中解任されて以来、２季ぶりに現場復帰した。柏、Ｇ大阪、神戸に続くＪ４クラブ目となる新天地。ストイコビッチ前監督の下で培ってきたサッカーを尊重しつつも、「リアクションではなくアクション。守備的ではなく攻撃的。これは間違いなく捨てたくないし、メッセージとして打ち出していきたい」と決意を示した。１０年にリーグ優勝した名古屋は、今季１１位に低迷した。足りなかった緻密さ、組織力を植え付け、「名古屋の選手をアジアや世界の舞台に上げていきたい」と抱負を語った。