×

ハーフナー 5戦ぶり2点目!欧州遠征“予行練習”弾

[ 2013年10月7日 06:00 ]

<フィテッセ・フェイエノールト>後半、ヘディングでゴールを決めるハーフナー(右)

オランダリーグ第9節 フィテッセ1―2フェイエノールト

(10月6日)
 フィテッセの日本代表FWハーフナー・マイク(26)は6日、ホームでのフェイエノールト戦に1トップでフル出場。チームは1―2で敗れたが、後半38分に今季2点目となるヘディングシュートを決めた。11日にセルビア、15日にベラルーシと対戦する日本代表の東欧遠征に弾みを付けた。

 一矢を報いた。0―2の後半38分、左サイドバックのアツからのクロスをハーフナーはゴール前でフリーで待ち構え、叩きつけるようなヘディングシュートでゴール右に決めた。「いいボールでしたし、自分も良いところにいた。叩きつけるだけだった」。8月25日、本拠地で行われたトゥエンテ戦以来、5試合ぶりの今季2点目を記録した。

 敗れはしたが、得点シーン以外でも好プレーを見せた。マッチアップしたフェイエノールトのセンターバックはオランダ代表DFデフライ。屈強な相手を背に、前半7分には頭で味方に落とし、同15分には難しいバウンドを胸でコントロールしMFヤンセンに的確につなぐなど、序盤からポストプレーで攻撃のリズムをつくった。

 日本代表合流に助走を付けた。ハーフナーを含めた6月のコンフェデ杯以来の復帰となるメンバーについて、日本協会の原技術委員長は「9月はある程度決まった選手と国内組、今回は欧州組。11月にベストメンバー」と説明。来年のW杯でのメンバー入りへ、生き残りをかけた最終テストとなる。

 11日に対戦するセルビアの平均身長は1メートル87と驚異的な高さを誇るが、この日の相手であるDFデフライも1メートル88と同等。予行演習は済んだと言っていい。「アピールしてどんどん調子を上げていければいい」と代表合宿を見据えた。コンフェデ杯以降、柿谷(C大阪)、豊田(鳥栖)、大迫(鹿島)、工藤(柏)ら多くのFWが招集されてきたが、東欧遠征ではオランダや欧州リーグでもまれた実力を発揮し、再度、定位置獲りへアピールする。

続きを表示

2013年10月7日のニュース