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澤も絶賛!東京五輪スター候補の17歳“JK”三宅

[ 2013年9月18日 06:00 ]

澤と並んで笑顔で練習に励む三宅(左)

 なでしこジャパンは22日の親善試合ナイジェリア戦(長崎県立)に向けて17日、長崎県内で合宿をスタートさせた。INAC神戸の特別指定選手で初招集の女子高生DF三宅史織(17=JFAアカデミー)は、国際Aマッチ初出場を目指すとともに、24歳で迎える東京五輪出場に意欲を示した。

 20年東京五輪のスター候補となる女子高生DFが、なでしこジャパンの一員としてスタートを切った。4対4のミニゲームで澤穂希(35)らと同組になった三宅は時折、笑顔を浮かべて落ち着いたボールさばきを見せた。初日を終え「緊張した」とはにかんだが、「INAC神戸の先輩たちと(ボール回しを)やっているから、速さには慣れている。短い時間だけど結果を出せるようにしたい」とフル代表デビューに意欲を示した。

 守備だけでなく、攻撃参加にも定評のあるセンターバックの実力は澤も認める。7月からINAC神戸の特別指定選手となり既に公式戦に出場。8月4日のなでしこリーグ杯伊賀戦では得点も決めた。澤が「パスも正確だし、守備でも後ろにいてくれると頼もしい」と手放しで褒める逸材だ。

 将来性豊かな17歳。24歳で迎える東京五輪は当然、中心選手として期待が懸かる。三宅は「もちろん(東京五輪に)出たい気持ちはある」と力を込める。試合会場には宮城スタジアムも予定されている。出身は北海道だが、中学時代はJFAアカデミー福島でプレー。現在、チームは静岡県御殿場市内に移転を余儀なくされているが「東北」は第二の故郷だ。「宮城でやれるので、自分が活躍して元気を与えられるようにしたい」。まずはナイジェリア戦でインパクトを残し、代表定着。そして7年後への一歩を踏みしめる。

 ▽三宅 史織(みやけ・しおり)1995年(平7)10月13日、北海道出身の17歳。小学1年から真栄サッカースポーツ少年団でサッカーを始め、JFAアカデミー福島入り。今年7月に特別指定選手としてINAC神戸に加入。1メートル65、49キロ。

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