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ザック監督 DFを“小学生扱い”守備再建へ基本からやり直し

[ 2013年9月3日 06:00 ]

フォーメーション練習で、伊野波(左)らイレブンを指導するザッケローニ監督

日本代表合宿スタート

(9月2日)
 小雨の降る中で行われた守備のポジション確認で、ザッケローニ監督は何度もボールを止めて指示を飛ばした。6月のコンフェデ杯で3戦9失点を喫し、8月14日のウルグアイ戦では4失点。最近はベスト布陣で臨んだ試合でことごとく大量失点を食らっており、今回の合宿では守備の再建がテーマとなる。合宿初日は約1時間半の練習のうち、1時間以上を守備のメニューに費やしていた。

 まさに原点回帰だ。指揮官の出した指示はサッカー経験者なら小学生でも理解しているような基本的なものばかり。「サイドにボールがある時はサイドの選手がチェックして残りの3人でラインをコントロールしよう」「相手が前を向いてボールを蹴れる状態の時はラインを下げよう」「まずは中央を固めてサイドにボールを出させよう」。A代表の練習とは思えない指示のオンパレードにも、吉田が「失点を減らすのがテーマ」と言えば、今野も「基本的なことだけどためになる」と前向きに取り組んだ。

 指揮官は「(失点を)DFラインのせいだけにせず、他の選手との絡みも考慮することがある」とチーム全体で修正していく方針。9日間に及ぶ合宿中に、“ザクナチオ”の復活を目指す。

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