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本田兄弟会談 欧州CL登録期限12日「第一リミット」

[ 2013年8月7日 06:00 ]

代表合流のため帰国した本田

 CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(27)が6日、親善試合ウルグアイ戦(14日、宮城)に出場するため、成田空港着の航空機でロシアから帰国した。ACミランとの移籍交渉が進む中、兄で代理人の弘幸氏(29)がすでに帰国していたことも判明。今夏のミラン移籍に向けては12日にヤマ場を迎えると言われているが、それまでに兄弟で最終的な確認を行うことが濃厚となった。

 紫のジャケットとパンツ。派手な格好で空港に降り立った本田は、軽く会釈をしただけで無言を貫いた。ウルグアイ戦を前に、ザックジャパンの欧州組では一番乗りの帰国。多くの報道陣や居合わせたファンの視線を一身に浴びても、表情一つ変えることはなかった。

 ピッチ外でも連日、主役を張る。最優先の移籍先と考えるACミランとの交渉だ。特に、今後1週間は運命を左右することになりそうだ。ミランのガリアーニ副会長は欧州CLプレーオフ(対戦相手未定)の登録期限となる12日を交渉の第1リミットに設定。ミランは現在、米国で開催されているインターナショナル杯に出場しているが、地元紙は「今週末にガリアーニ副会長がCSKA側の幹部と交渉に当たるもよう」と伝えている。仮に交渉がまとまれば、メディカルチェックなどのために、ウルグアイ戦の直前でもイタリアに向かう可能性があるという。

 そんな中、イタリアで交渉を続けてきた代理人で兄の弘幸氏が本田よりも一足早く帰国していたことが判明。しばらくはクラブ間交渉の成り行きを見守ることになるが、12日までに本田と移籍市場の現状や今後の方向性などを確認し合うとみられる。

 本田は2、3日休養を取って、その後ウルグアイ戦に向けて調整を行うが、その動向からは目が離せない。

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2013年8月7日のニュース