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渡部 8強進出へ貴重な同点ヘッド!「厳しいゲームだった」

[ 2013年5月22日 21:06 ]

柏―全北 前半、ヘディングで同点ゴールを決める柏・渡部(23)
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ACL決勝トーナメント1回戦第2戦 柏3-2全北

(5月22日 柏)
 終わってみれば2戦合計5―2とスコアだけを見れば危なげない戦いに見えるが、オウンゴールで先制を許す重苦しいムードがあった。

 その雰囲気を打ち破ったのはDF渡部だった。42分、柏MFジョルジ・ワグネルの左からのクロスに頭で合わせ同点ゴールを決めた。「貴重な1点を決められた」と語る通り、試合の流れから見れば、相手にゴールを奪われれば2戦合計2―2となり、一気に敗退の危機に陥るところだった。

 その後はジョルジ・ワグネル、工藤が決めて安全圏に入ってゲームをコントロール。結局連勝で昨年は出来なかった8強進出を果たした。渡部は「厳しいゲームだったが、この1勝は大きいと思う。これからも厳しいが、(次も)勝ち取りたい」と、アジア制覇に向け気合を入れていた。

 ▼柏・ネルシーニョ監督 前半の途中からプレーに気迫がこもるようになった。後半はその気迫と集中力を保ち、試合を支配できた。いろいろなものを犠牲にして勝利をつかんだ選手を、心から祝福したい。

 ▼全北・ファビオ監督代行 後半の早い時間帯で失点したのが良くなかった。そこから選手の気持ちが落ちてしまった。勝った柏にはおめでとうと言いたい。

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2013年5月22日のニュース