大前「海外で活躍が代表への近道」　子供のためにも活躍誓う

デュッセルドルフ（ドイツ）に完全移籍するＦＷ大前元紀

　Ｊ１清水からドイツ・ブンデスリーガ（１部）、デュッセルドルフに移籍するＦＷ大前元紀（２３）が１日、チームに合流するために成田空港から出発した。

　「結果を出し、早くチームになじみたい。海外で他の（代表）選手よりも活躍できると見せるのが日本代表への近道」と代表入りへ強い意気込みを語った。

　昨年１２月２０日に第２子が生まれたばかり。単身での渡欧になるが、家族の写真を収めたアルバムを携え「家族のためにも頑張る」と誓った。

　１６６センチ、６８キロと小柄で、スピードを生かした突破が持ち味の大前は、リーグが再開される２０日アウグスブルク戦での欧州デビューを目指す。

　◆大前　元紀（おおまえ・げんき）１９８９年（平元）１２月１０日、神奈川県横浜市生まれの２３歳。町田ＪＦＣ（横浜市立谷本中）―流通経大柏。高３時に全日本ユース、全国高校選手権、全国高校総体で得点王を獲得し、全日本ユース、全国高校選手権の優勝に貢献。０８年清水入団。Ｕ―１９日本代表。１メートル６６、６８キロ。血液型Ｏ。