柏、４年前のリベンジ！渡部の千金ヘッドで初の天皇杯Ｖ！

前半３５分、柏・渡部はヘディングでゴールを決め雄叫びを上げる（左から）沢、渡部、レアンドロ、田中

天皇杯決勝 柏１－０Ｇ大阪

（1月1日 国立）
　サッカーの「第９２回天皇杯全日本選手権」は１日、国立で決勝が行われ、４年ぶりの元日舞台に立った柏は、Ｊ２降格が決まっているＧ大阪と対戦した。立ち上がりから押され気味だった柏だが、前半３５分、左ＣＫからＤＦ渡部のヘディングシュートで先制点を奪うと、このリードを最後まで守り切って１－０で勝利。初の頂点に立った。

　０８年決勝の再現となった両チームの激突。４年前は０－１で敗れた柏にとって、リベンジを果たす絶好の機会だった。当時を知るメンバーはＧＫ菅野ら３人だけ。それでも前身の日立製作所が７５年に制覇して以来、「柏レイソル」としては初の天皇杯タイトル奪取に向け、全員が元日のピッチで躍動した。

　Ｊ２降格の屈辱を何とか晴らすべく、最後まで反撃を試みるＧ大阪の執念を最後まで跳ね返した。優勝を告げるホイッスルが鳴り響き、歓喜の輪をつくった柏イレブン。２季連続のＡＣＬ出場も決まり、最高の１３年スタートを切った。