Ｕ―１６日本　アジア制覇ならず…ＰＫ戦で惜敗

アジア選手権決勝でウズベキスタンにＰＫ戦の末に敗れ、準優勝に終わったサッカーＵ―16日本代表

　Ｕ―１６アジア選手権最終日は６日、テヘランで決勝を行い、日本は１―１からのＰＫ戦でウズベキスタンに屈し、３大会ぶり３度目の優勝はならなかった。前半に水谷（清水ユース）が先制したが、後半に追い付かれた。延長はなく、ＰＫ戦は相手が３人続けて成功したのに対し、日本は３人が失敗して１―３だった。

　Ｕ―１６日本代表は、手が届きかけた勲章をつかめなかった。ＰＫ戦で敗れた吉武監督は「経験を積めたのは有意義なこと。でも、優勝と準優勝ではかなりの差がある」と落胆を隠せなかった。前半に水谷が先制点を奪ったが、後半はＤＦの背後のスペースを突かれて失点。その後は杉本（岐阜・帝京大可児高）らのシュートがゴールの枠に阻まれる不運もあった。それでも、大会ＭＶＰに選ばれた杉本は「ゴールにつながる動きが分かってきたような気がする」と手応えを得た様子。悔しさは来年のＵ―１７Ｗ杯（ＵＡＥ）で晴らす。