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内田 痛恨ドロー…2失点に絡み「まずい」

[ 2012年10月5日 06:00 ]

モンペリエ戦の後半、競り合うシャルケの内田篤人

欧州CL・B組 シャルケ2-2モンペリエ

(10月3日)
 8試合が行われ、B組のシャルケは、退場者が出て1人少ないモンペリエに終了間際に追いつかれて2―2で引き分け。日本代表に復帰したDF内田篤人(24)は右サイドバックでフル出場したが、2失点に絡む悔しい結果となった。D組のレアル・マドリードは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(27)のハットトリックなどでアヤックスに4―1と快勝し、開幕2連勝を飾った。

 ワンチャンスの悪夢だった。2―1で2連勝目前の後半45分。1人少ない相手に後半唯一のシュートで追いつかれた。速攻から同点弾を決めたカマラに最後に付いたのが内田。必死に間を詰めてブロックを狙ったが、ボールは股下を抜けてゴールに吸い込まれた。

 「俺は(足に)当たると思った。こういう時に結果を残せればいいんだけど…」。前半の失点も最後に付いたのは内田。両失点とも守備全体でマークがずれて「考えてしまった。俺のマークにパスが出たらシュート打つかな。打たないよね…みたいな」と迷いが微妙な間合いを生み、ミドル弾を許した。失点以外は攻守に奮闘してへんとう炎からの完全復調をアピールしていただけに「自分が出ている時に失点したらまずいでしょう」と悔しがった。

 10~11年に4強入りして以来2季ぶりの欧州CL出場は、ほろ苦い結果に終わったが、次は6日に元シャルケ指揮官のマガト監督が率いるボルフスブルクと対戦する。その後には、日本代表の欧州遠征があるが「(日本代表のことは)今は考えていない。中2日でマガト師匠」。恩師に勝って悔しさを晴らし、4カ月ぶりの代表復帰へ弾みをつける。

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2012年10月5日のニュース