麻也「家も車もない」けど新天地に「ワクワク」

空港に集まったサポーターと握手する吉田麻也

ザックジャパン欧州組離日

　ＶＶＶフェンロからサウサンプトンに移籍したＤＦ吉田麻也が、プレミアデビューに心を躍らせた。「毎試合トップレベルの選手と対戦できる。その刺激を求めてきた。ワクワクしている」と声を弾ませた。

　１５日のアーセナル戦からの出場を目指す。８月３０日に移籍が発表され、１日には日本代表に合流するため帰国。実質的な準備期間は１３日から２日間とあまりにも短いため、吉田は「いきなり試合に出場できるかと言えば、そんなに甘くないと思うし考えづらい」と慎重に話した。それでも、イラクに完封勝ちした激戦から一夜明けても「コンディションはいい」と好調を保っている。サウサンプトンが開幕から３連敗を喫していることもあり「僕にとってはチャンス。それをつかめるように最初からいい準備をしたい」とも話し、アドキンス監督のゴーサインを待ち構える。

　現在は「家も車もない」という状態で、当面はホテル暮らしを余儀なくされる。落ち着かない日々が続くが、それも覚悟の上での移籍。“即デビュー”を目指し、最大限のアピールと準備を進める。