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ノリノリ柴田「もちろんゴール」でドイツ撃破だ!

[ 2012年9月3日 06:00 ]

準々決勝の韓国戦で2ゴールを挙げたヤングなでしこの柴田。準決勝のドイツ戦も期待がかかる

U―20女子W杯準決勝 日本―ドイツ

(9月4日 国立)
 日本で開催中のU―20女子W杯の準決勝(4日、国立)でドイツと対戦するU―20日本代表“ヤングなでしこ”は2日、埼玉県内の練習場で約1時間半の練習を行った。8月30日の準々決勝韓国戦で2ゴールをマークし、次戦も先発が濃厚な柴田華絵(20=浦和)は紅白戦で主力組のトップ下でプレー。決勝(8日、国立)に勝ち上がれば福岡から家族が応援に駆けつける予定。両親に勇姿を見せるため、2戦連発での優勝候補撃破を誓った。

 乗りに乗っている柴田が、強豪撃破の立役者になる。チーム随一のテクニシャンはトップ下で先発が濃厚。吉田弘監督からもドイツ攻略の鍵を握る選手に挙げられており「絶対に勝ってメダルを確定させてみせます」と意気込んだ。

 韓国戦は決勝弾を含む2得点の活躍。初の4強入りの立役者となった。反響は想像以上だった。「メールや電話が凄かった。ほとんど連絡をとっていなかった中学時代の友達からも連絡が来てビックリしました」。電話で祝福してくれた北九州市在住の両親は、決勝に勝ち上がれば国立競技場まで応援に駆けつける予定だ。「決勝は絶対に行くと言っていた。だけど、3位決定戦なら来てくれるかどうか微妙ですね」。聖地国立のピッチで世界一になる姿を見せることが、家族への一番の恩返しになるだけに「絶対に負けるわけにいかない」と力を込めた。

 ドイツには長身選手がズラリとそろう。ノルウェーとの準々決勝のスタメン11人のうち、1メートル70以上が7人もいた。柴田は1メートル53と小柄だが「ボールタッチでは誰にも負けない。韓国戦で自信もついたし、いい流れで試合に臨めそう。どんどん中央を崩していきたい。もちろんゴールを狙っています」。今大会、ここまで無失点記録を継続中の強固なドイツ守備陣に、持ち前のテクニックで真っ向勝負を挑む。

 今年3月のアルガルベ杯決勝で、なでしこジャパンはドイツに敗れた。今大会屈指のストライカーでA代表にも選出されているFWマロジャンはその試合で先制点を決めている。「ドイツより日本が強いことを証明したい。(なでしこジャパンの)リベンジになれば」。日本女子サッカー界の誇りを懸けてピッチで大暴れする。

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2012年9月3日のニュース