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“問題児”柿谷の成長に感慨 クルピ監督「特別な思いが込み上げた」

[ 2012年9月2日 11:08 ]

<新潟・C大阪>前半38分、シュートを放つセレッソ大阪・柿谷(中央)
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J1第24節 C大阪1―0新潟

(9月1日 東北電ス)
 後半36分、GK金鎮鉉が蹴ったロングボールをFW杉本が頭で流すと、C大阪のMF柿谷がGKの位置を見極め、右足で決めた。2戦連発の一撃はレヴィー・クルピ監督の復帰戦を白星で飾る決勝弾。「“ゴールしたろ”と思っていた。(クルピ監督の)初戦で勝ててうれしい」と喜んだ。

 練習への遅刻を繰り返して指揮官の怒りを買い、J2徳島に期限付き移籍したのは09年6月。3年以上たち、問題児は孝行息子に変わった。「3年前と何も変わっていない。ただ3歳、年を取っただけ」。本人はそう笑うものの、何より精神面で成長を遂げた。以前は自分本位でプレーしていた男が、J2での武者修行などを経て「聞く耳」を持つようになった。

 初陣を勝利したクルピ監督は「曜一朗のゴールには特別な思いが込み上げた。過ちを犯すこともあったが、一皮むけたことをプレーで見せてくれた」と目を細めた。

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