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C大阪 ローマ所属・元ブラジル代表MF獲りへ

[ 2012年7月21日 06:00 ]

 元セレソンが救世主となる-。現在15位と低迷しているC大阪が、セリエA・ローマに所属する元ブラジル代表MFファビオ・シンプリシオ(32)を完全移籍で獲得することが20日、濃厚となった。クラブ幹部は「交渉しているのは事実」と話し、ローマとの間で交渉は順調に進んでいるもよう。近日中にも正式発表される予定で、契約期間は14年1月1日までの約1年半となる見込みだ。

 シンプリシオは高い技術と身体能力を誇るボランチで、ハードワークをいとわない32歳。09年11月には親善試合・オマーン戦でブラジル代表デビューを果たしており、30歳を過ぎても衰えは見られない。チームは現在、五輪代表としてDF扇原とMF山口の離脱中。さらに2人は1年間を通して試合に出続けたことがないだけに、効果的な補強となることは間違いない。

 ソアレス監督は現役時代に、サンパウロに在籍していたシンプリシオと対戦経験もあるという。C大阪は現在は外国人枠が埋まっているが、韓国五輪代表のMFキム・ボギョンが今夏にイングランドのカーディフへ移籍することが決定的となっている。

 ◆ファビオ・シンプリシオ 本名ファビオ・エンリケ・シンプリシオ。1979年9月23日、ブラジル・サンパウロ出身の32歳。サンパウロからイタリアのパルマ、パレルモと渡り歩き、10年にローマに移籍。09年11月のオマーン戦でブラジル代表デビュー。1メートル73、75キロ。利き足は右。

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2012年7月21日のニュース