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関塚ジャパンは1次L突破が現実目標、3チームで2位争い

[ 2012年4月24日 21:58 ]

ロンドン五輪サッカー男女の組み合わせが決まり、決勝が行われるウェンブリー競技場で厳しい表情を見せる男子の関塚隆監督(右)と女子の佐々木則夫監督

ロンドン五輪1次リーグ組み合わせ抽選

 男子の日本は前々回のアテネ、前回の北京ともに1次リーグ敗退と世界の壁にはね返された。今回、関塚監督は日本が銅メダルに輝いたメキシコ五輪以来、44年ぶりの表彰台へ意欲を口にするが、まずは1次リーグ突破が現実的な目標となるだろう。D組の顔触れを見れば、十分に達成可能だ。

 第1戦で戦うスペインは欧州予選を1位通過し、ずぬけた存在だ。フル代表はワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で初優勝するなど世界トップクラス。それ以外の3チームが2位を争うことになりそうだ。日本はモロッコ、ホンジュラスとの直接対決で白星をもぎ取れば、準々決勝進出に大きく近づく。「アフリカでも身体能力よりも組織で勝ち上がってきた」(関塚監督)というモロッコは、日本にとってアフリカ勢の中では比較的くみしやすい。ホンジュラスも過去に1次リーグ突破の経験はなく、日本は組織的なサッカーで勝機をうかがう。

 英国とウルグアイが入ったA組、メキシコとスイスがいるB組を避けられたのは幸運。関塚監督は「今からしっかり準備をして1次リーグを突破し、メダルに向けてやっていきたい」と表情を引き締めた。(共同)

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2012年4月24日のニュース