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佐々木監督「次の試合は難しい」沢の招集断念…代役抜てきへ

[ 2012年3月17日 06:00 ]

キリン新CM発表会のフォトセッションで笑顔を見せるなでしこジャパン佐々木監督(左)と安田美沙子

 なでしこジャパンの佐々木則夫監督(53)は16日、来月1日の米国戦(ユアスタ)、同5日のブラジル戦(ホームズ)にアルガルベ杯に招集しなかった新戦力を招集するプランを明かした。

 良性発作性頭位めまい症で離脱中のMF沢穂希(33=INAC神戸)は招集しない見通しで、代役としてU―20日本代表候補のMF猶本(なおもと)光(18=浦和)やママさん選手のMF宮本ともみ(33=伊賀)らがメンバー入りする可能性が出てきた。

 米国戦とブラジル戦はロンドン五輪のメンバー選考の第2弾となる。アルガルベ杯と同様に新戦力発掘とチームの底上げが大きなテーマ。メンバー発表を23日に控え、佐々木監督は「アルガルベ杯に呼んでいない選手を何人か試したいと思っている。今は五輪に向けた準備段階。もっと探求していく」と力説した。

 沢の離脱も少なからず影響している。具体的な復帰時期は未定で長期離脱の可能性も否めないだけに「いい休養をして次につなげてほしい。次の試合は難しいのでは」と当面は治療に専念させる方針に変更はなさそうだ。大黒柱の離脱は痛いが、アルガルベ杯ではFW菅沢やDF有吉といった選手が活躍。今回の親善試合でも新戦力の台頭を期待しており「米国戦を経験していない選手もいるので経験させたい。また、個のテクニックを重んじるブラジルにどれだけやれるかを研究したい」と話した。

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