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FIFA イングランド代表のワッペン着用認める

[ 2011年11月11日 06:00 ]

 FIFAは9日、イングランド代表が12日の親善試合スペイン戦でケシの花のワッペンを着用することを許可した。

 休戦記念日(11日)に第1次世界大戦の戦死兵に敬意を示すワッペンに関しては、用具を利用して政治的なメッセージを伝えることを禁じた競技規則がある中で認めない方針だったが、キャメロン英首相が「(決定は)理不尽に思われる。ケシの花を身につけることは(戦死者に対する)大きな敬意と国家として誇りを示すもの。それを政治的と捉えるなんてばかげている」と猛反発。FIFAに再考を促し、イングランド協会(FA)総裁を務めるウィリアム英王子も「(禁止の)判断に幻滅した。ケシの花は政治的ではなく、休戦の普遍的なシンボル」などとする書簡を送った。

 これに対してFIFAはユニホームではなく、喪章への着用を認めることで歩み寄り、FAも妥協。同じ英国のスコットランドやウェールズの代表も親善試合で喪章にワッペンを着用するという。18年W杯招致のイングランド惨敗をめぐって英政府とFAはFIFAと非難合戦を繰り広げてきたが、今回はサッカーの母国が勝利!?

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2011年11月11日のニュース