×

6発圧勝!U―17日本 “中田世代”以来18年ぶり8強

[ 2011年6月30日 09:55 ]

ニュージーランドからゴールを奪い喜ぶ(左から)、室屋、石毛、南野

 サッカーのU―17W杯メキシコ大会決勝トーナメント1回戦が29日(日本時間30日)に行われ、日本代表はモンテレイでニュージーランド代表と対戦。MF石毛秀樹(清水ユース)、DF早川史哉(新潟ユース)がともに2得点を挙げるなど、ニュージーランドを圧倒し、6―0で大勝した。日本は中田英寿、松田直樹らを擁した1993年大会に並ぶ過去最高のベスト8に進出。初の4強を懸けて7月3日(同4日午前8時)の準々決勝でブラジル代表と対戦するが、吉武監督は「ブラジルと試合ができるのはうれしい。今までやってきたことがどれくらい通用するのか、一丸となってピッチで表現したい」と意気込みを語った。

 序盤から技術と運動量の差を見せつけた日本。まずは前半20分、石毛が右サイドで相手ボールを奪うと、ドリブルでペナルティーエリアに進入。相手選手をかわして右足でループ気味のシュートを放つと、ボールはGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。2分後には、最終ラインの裏に抜け出した早川が左サイドからグラウンダーのクロスを送ると、石毛が体勢を崩しながらも右足ダイレクトで蹴り込んで追加点を挙げた。

 同32分には、FW松本昌也(JFAアカデミー福島)から絶妙のパスを受けた石毛が右サイドを突破してシュート。これは相手DFにブロックされたが、こぼれ球を早川が右足で蹴り込んで3点目を奪った。42分にはMF望月嶺臣(野洲高)の左クロスを相手DFが痛恨のトラップミス。オウン・ゴールでラッキーな4点目を挙げた。

 後半も日本の勢いは止まらない。同11分には途中出場のエースFW南野拓実(C大阪U―18)が、DF室屋成(青森山田高)のグラウンダーのクロスを右足ダイレクトで押し込んで今大会初ゴール。成すすべのないニュージーランドに対し、同35分にはMF秋野央樹(柏U―18)のスルーパスに早川が反応、見事なトラップで相手2人をかわして右足でゴールに流し込み、ダメを押した。

続きを表示

この記事のフォト

2011年6月30日のニュース