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テーマは“見返す”だったけど…宇佐美「ああいう力を身につけないと」

[ 2011年5月30日 08:45 ]

<川崎F・G大阪>後半、豪雨の中で川崎F・山瀬(左)と競り合いながらボールを運んで好機を演出するG大阪・宇佐美

J1第13節 G大阪1―2川崎F

(5月29日 等々力)
 日本代表に初選出されたG大阪のMF宇佐美貴史(19)は、アウェーでの川崎F戦で無得点に終わり、チームも1―2で逆転負けを喫した。

 “見返す”をテーマに臨んだ一戦だった。スタンドには27日の日本代表メンバー発表会見で初招集された宇佐美について「G大阪でのプレーはA代表に値しない」と厳しい言葉を口にしたザッケローニ監督の姿があった。

 「厳しめの評価をもらっている。少しでも見返せれば」。前半は何度もポジションチェンジを繰り返し、後半開始からはトップ下に入って何度もドリブルを仕掛けた。「ハードレイン(凄い雨だね)」とだけ言い残して後半途中に席を立った代表指揮官に、代表戦士に値するプレーを意地でも見せたかった。

 もちろん課題が多いことも理解している。得意のシュートはゼロとあって「もっと単純にワンツーしたり、マークを外す動きができないと」と動きの引き出しの少なさを反省。川崎FのMF中村の“サヨナラFK弾”を引き合いに出し「ああいう一発で局面を変えられる力を身につけないと」と流れを変えられる“クラッキ(名手)”の存在感を肌で感じ取った。

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2011年5月30日のニュース