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鹿島完敗「収穫は一切ない」…4年連続で決勝T初戦で姿消す

[ 2011年5月25日 19:40 ]

FCソウル―鹿島 前半、競り合う鹿島・小笠原(右)

 サッカーのアジアクラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は25日、各地で決勝トーナメント1回戦(1試合制)が行われ、鹿島はアウェーでFCソウルと対戦し、0―3で敗れた。

 鹿島は終盤の前半38分、伊野波がゴール正面で相手にターンされ、そこから出されたパスを方承奐に決められ失点した。

 同点に追いつきたい鹿島だったが、後半10分、デヤン・ダムヤノビッチに追加点を奪われ、0-2とリードを2点に広げられた。後半ロスタイムにも1点を奪われ、万事休した。

 センターバックの岩政は「耐えようと思ってやっていた。でも相手が強くて、僕たちが弱かった」と言う。

 2009年の決勝トーナメント1回戦と同じカード。2年前は鹿島はホームで2―2からPK戦で敗退しており、今回もリベンジとはならず、4年連続で決勝トーナメント初戦で姿を消した。

 シュート数は3対20。1本も打てなかった興梠は「何を言っても言い訳になる。完敗だと思う」とうつむき、オリベイラ監督は「収穫は一切ない」と切り捨てた。

 ▽鹿島・オリベイラ監督 震災などがあった中で1次リーグを突破できたのは評価できるが、きょうに関しては収穫は一切ない。一日も早く忘れて前に進むしかない。

 ▽鹿島・興梠 (相手に)うまく守られたし、うまく試合を運ばれた。いつも勝負どころでいい結果を残してきたのに、ACLになると、ここぞというところで一人一人の力が出せない。

 ▽鹿島・岩政 相手の方が上だった。敗因を挙げればきりがない。負けるべくして負けた試合。

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2011年5月25日のニュース