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18歳宮市U―22招集!6・1豪州戦デビューへ

[ 2011年4月26日 06:00 ]

U―22に初召集されることになったフェイエノールトの宮市(右

 宮市VSオーストラリアが実現する。日本サッカー協会は25日、ロンドン五輪を目指すU―22日本代表が6月1日に新潟・東北電力ビッグスワンスタジアムでU―22オーストラリア代表と親善試合を行うと発表した。日本協会幹部によれば、この試合にフェイエノールトのFW宮市亮(18)が初招集される見込み。オランダでブレーク中のストライカーが、アジアの強豪を迎え撃つ。

 若きスピードスター、宮市の関塚ジャパン・デビュー戦の相手がオーストラリアに決定した。U―22日本代表は6月19、23日のロンドン五輪アジア2次予選でクウェートと対戦する。オーストラリア戦は予選前最後のスパーリングとなる。

 オーストラリアは韓国と並ぶアジア最強国。関塚監督も「現状の力を試すには最高の相手」と言う。クウェート戦だけを想定すれば中東勢との対戦が定石だが、指揮官は9月開幕の最終予選まで見据え強豪との実戦を希望。好カードが実現した。その重要な一戦に宮市を合流させる。オーストラリア戦の選手選考について原技術委員長は「海外組も関塚監督が呼べば招集はできる」と明言した。関係者によれば宮市の初招集は確実という。

 18歳の宮市は、今季オランダの名門フェイエノールトに移籍。11戦連続で先発し既に3得点とブレーク中だ。17日のビレム2戦では視察に訪れた関塚監督の目前で2得点2アシストをマークした。3月のウズベキスタン戦での招集も検討されたが、佳境を迎えたオランダリーグを考慮し見送られた経緯がある。満を持しての合流となる。

 クウェート戦に向けても万全を期す。5月16~18日には、クウェート戦のホームゲーム(6月19日)の会場となる愛知・豊田でシミュレーション合宿を行う。5月15日にリーグ戦を終える宮市の合流は微妙だが、宮市の存在を念頭においた合宿となる。オーストラリア戦は日本代表のペルー戦の前座で開催される。活躍すれば、ザッケローニ監督の目にも留まるはず。関塚ジャパンにどんな“化学反応”をもたらすか。宮市のプレーに注目が集まる。

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2011年4月26日のニュース