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長谷部「被災者の人たちに元気を…」代表戦に意欲

[ 2011年3月14日 06:00 ]

ニュルンベルク戦の後半、攻め込むボルフスブルクの長谷部

ブンデスリーガ ボルフスブルク1―2ニュルンベルク

(3月12日 ボルフスブルク)
 日本代表の主将を務めるボルフスブルクのMF長谷部誠(27)が12日、ホームのニュルンベルク戦に悲しみをこらえてフル出場した。

 試合に喪章を着けてプレーすることを自らクラブへ提案。最終的にはそれがドイツ全体に波及した。東日本大震災は試合当日の朝に知り合いのメールなどで知り「ドイツでも映像は見られるし、本当に言葉にならない」と悲痛な面持ちで話した。

 07年からはユニセフ(国連児童基金)のメンバーとして恵まれない世界の子供たちを支援しており、今回も「自分たちにできることを本当に考えてやらないといけない」と責任感の強さをのぞかせた。日本代表主将の提案などを受けて、日本プロサッカー選手会(JPFA)は13日、日本代表が中心となって義援金による支援を行うと発表した。

 今月末の日本代表の親善試合については「僕らの試合を見て、被災者の人たちが少しでも元気を出してくれるなら、僕らは喜んで行く。少しでも勇気づけられれば」と話すなど、出場に強い意欲を示した。

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2011年3月14日のニュース