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野沢が勝利の立役者!鹿島 タイトルへ前進

[ 2010年11月17日 21:23 ]

鹿島―C大阪 前半、2点目のゴールを決め喜ぶ鹿島・野沢

 サッカーの第90回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は17日、茨城・カシマスタジアムなどで4回戦を行い、Jリーグ1部(J1)勢対戦で3大会ぶりの優勝を目指す鹿島が2―1でC大阪を下して8強入りした。

 リーグ4連覇が厳しくなった鹿島にとって、天皇杯は是が非でも手にしたいタイトル。最後は1点差に迫られ、なお攻め立てられたがリードを守り抜き、3大会ぶりの頂点に向けて前進した。
 立役者は野沢だ。FKがオウンゴールを誘って先制点を刻むと、追加点も再びFK。前半44分にゴールやや左、約20メートルの距離から右足を振り抜くとボールは左隅へ。GKが一歩も動けない完ぺきな位置に沈め「セットプレーはうちのチャンス。それを生かせてよかった」と胸を張った。
 C大阪には今季リーグ戦で2戦2敗。乾、家長ら相手攻撃陣をいかに抑えるかが一つの焦点だった。「リスクマネジメントをしっかりして、相手の攻撃の組み立てに気を付けた」と青木。前線からプレッシャーをかけ、前半は好機をつくらせなかった。守勢に回った終盤はGK曽ケ端とDF陣が体を張り、同点ゴールは許さなかった。
 シーズン終盤、リーグ戦の合間の厳しい日程でもほぼベストの布陣で臨み「勝ちにいった」と本山。野沢は「タイトルを狙える大会。気を引き締めて臨んだ」と言葉に力を込めた。無冠では終わらない、という意地がにじんだ。

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2010年11月17日のニュース