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3連勝のレアル 特別扱いを恐れないモウリーニョ監督

[ 2010年10月20日 09:38 ]

ACミラン戦でゴールを決めて喜ぶレアル・マドリードのロナウド(手前右)

 【レアル・マドリード2―0ACミラン】栄光に彩られた歴史を誇るレアル・マドリードが、往年の強さを取り戻しつつある。強敵ACミランに快勝して1次リーグ3連勝。ロナウドを絶対的なエースに位置付けたモウリーニョ監督の方策が的中している。

 前半13分にロナウドのFKで先制し、1分後にロナウドの左クロスに合わせたエジルのシュートが相手DFに当たって加点。昨季はホームで敗れた相手をねじ伏せ、G組の首位を守った。
 強豪チームの指揮官は選手の和を保つのに骨を折るのが普通だが、モウリーニョ監督は特別扱いを恐れない。チェルシー(イングランド)ではドログバ、インテル・ミラノ(イタリア)ではイブラヒモビッチを褒めちぎって非凡なプレーを引き出した。
 Rマドリードでは就任当初から「ロナウドは別格。彼がいるのといないのとでは大違い」とエースの自尊心をくすぐり続けた。ロナウドも意気に感じたはずだ。国内リーグはチーム最多の6得点。この日も序盤から果敢なドリブルとシュートでチームを勢いづかせた。
 同監督が「選手たちは集中力を保ち、素晴らしい試合をした」と言えば、エースも「集中力を維持できたのが良かった」。まさに以心伝心で名門復活を支えている。(共同)

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2010年10月20日のニュース