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闘莉王&長友先発OK!4バック最終確認

[ 2009年5月30日 06:00 ]

練習中、笑顔を見せる闘莉王

 一時解散していた日本代表は29日、都内に再集合し、合宿をスタートさせた。左太腿裏痛のDF田中マルクス闘莉王(28=浦和)、虫垂炎の初期症状を訴えていたDF長友佑都(22=FC東京)ら故障者も全員合流し、MF松井を除く25選手が練習に参加。岡田監督は31日の「キリンカップ」ベルギー戦で闘莉王と長友を先発させる意向を表明し、これまでレギュラーだったDFラインがそろうことになった。

【日本代表メンバー


 チリ戦の4―0大勝から丸2日。大勝の余韻がいまださめやらぬ中、岡田監督が珍しくメンバーについて言及した。
 「この前出ていない選手で、長友、内田、闘莉王はできれば使いたい。最終的にはあした(30日)の練習を見てからですが、長友、闘莉王はフルメニューをこなしている。全く問題ない」。
 世界最速のW杯出場決定が懸かる、6月6日のウズベキスタン戦。ベルギー戦はその決戦を前にした重要かつ最後の試合だ。岡田監督は試合前に先発メンバーについて触れることは少ない。だが、あえて口にしたのは、ウズベキスタン戦を見据えてあくまでベストメンバーで戦いたいという、指揮官の強い意思の表れにほかならなかった。
 その強い思いは選手にも伝わっている。左太腿裏痛のためチリ戦を欠場した闘莉王はこの日代表に合流。土砂降りの雨の中でフルメニューをこなすと「あらためて代表に行くモチベーションが上がった」と日の丸への思いを吐露。「前回(チリ戦)は残念な形で出られなかったけど、試合に出て結果を残したい」と厳しい顔で言い切った。虫垂炎のため27日に一時離脱した長友は「疲労とかいろいろあったんですかね。でも、今は大丈夫。練習も普通にやれた」と安どの表情を浮かべた。
 チリ戦では疲労を考慮されベンチを温めた内田も満を持して復帰。主将の中沢はチリ戦に続いて先発する見込みで、ベルギー戦では4バックのレギュラー陣がそろう。「(W杯出場は)ウズベキスタンで決めるつもり」と闘莉王。運命の決戦を前に、ベルギー戦で日本の力を見せつける。

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2009年5月30日のニュース