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「アウェーは難しい」俊輔が楽観論一蹴

[ 2009年5月27日 06:00 ]

帰国後、集まったファンにサインする中村俊輔

 セルティックの日本代表MF中村俊輔(30)が26日、成田空港着の航空機で帰国した。2日間の休養後、28日から日本代表に合流。6月6日のアウェー・ウズベキスタン戦に勝てばW杯出場が決まるが「アウェーで勝つのは難しいよ」と周囲の楽勝ムードを一蹴した。

 中村自身は右股関節など状態は万全ではない。それでも「代表で治療の時間を増やしたり、痛み止めを飲んだりしてやっていくと思う。全部大事な試合だからね。それでパフォーマンスが落ちればそこまでの選手」と全試合に全力を注ぐ覚悟を明かした。全力にこだわるのは「W杯に出た時のため」。6月18日までは代表で活動できる貴重な22日間とあり「去年(6月)の3次予選でタイやオマーンに行って、みんなでいる時間が大事だった。選手と選手のパイプが太くなる」と説明した。

 「競争もあるし、危機感を持ってやる。それがグラウンドで出て周りに浸透していけばいいかなと。それが僕の役目」と代表への決意を口にした中村。今後は横浜復帰が決定的だが「家族とか気になることがあるんで、いろんな人と相談したい」と話すにとどめた。

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2009年5月27日のニュース