×

打倒豪州へ万全!俊輔、特例で3日合流へ

[ 2009年1月31日 06:00 ]

 日本サッカー協会は30日、2月4日の親善試合フィンランド戦と同11日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦に向けて招集する日本代表25選手を発表。セルティックのMF中村俊輔(30)ら欧州組の主力が順当に選出された。中村は7日にセルティックの試合があるが、岡田武史監督(52)は早ければ3日にも代表に合流すると明言。日本期待の背番号10がじっくりと調整し、最終予選最大のライバル・オーストラリアとの大一番に臨む。

【日本代表メンバー


 日本の司令塔が万全の状態で決戦に臨む。セルティックは7日にスコットランド杯5回戦クイーンズパーク戦があるが、岡田監督は「俊輔が早めに招集される可能性が残っている。相手(クイーンズパーク)も3部だし、セルティックも同意してくれるだろうという情報は入っている」と明言。他の欧州組4選手は9日に合流するが、中村だけは試合を回避して早期合流が決定的であることを示唆した。

 日本協会は以前からセルティックに早期招集を求めており、前向きな回答は得ていた。「あとは最終的なレターが届くだけ」と協会関係者は話しており、1日のリーグ戦・インバーネスCT戦後にもゴーサインが出て、早ければ3日にも来日。そのまま日本代表に合流することになる。

 中村の早期合流が日本代表に好影響を与えるのは間違いない。3日に合流すれば大一番のオーストラリア戦まで1週間以上の準備期間が可能。大黒柱を加えて調整を積めば、チームの連係はより高まる。昨年6月2日のW杯3次予選オマーン戦では、5月25日に代表に合流。8日間の練習を経て、中村のゴールを含む3得点で快勝した。岡田監督も「俊輔や遠藤のような秀でた選手がいないと、ある程度サッカーは変わってくる」と話しており、ベストに近いメンバーで戦術をじっくり練り上げることが可能だ。

 「大一番だから、ここで勝って離されないようにする。代表では一緒にやる日数が多くないから、できるだけいろんなことを想定してコミュニケーションを取っていきたい」。30日はオフだったが、中村はオーストラリア戦に向けて意欲を口にした。28日のアジア杯予選でバーレーンに完敗するなど凡戦続きの日本を救うのは、やはり頼れる10番だ。

続きを表示

2009年1月31日のニュース