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なでしこ5点快勝!準々決勝進出決めた

[ 2008年8月12日 20:19 ]

<日本・ノルウェー>前半、同点ゴールを決めた近賀(2)に駆け寄る沢(右から2人目)

 【北京五輪 サッカー】 女子の1次リーグ最終戦が行われ、G組の日本は5―1でノルウェーに快勝し、2大会連続の準々決勝進出を決めた。日本は1勝1分け1敗の勝ち点4で3位。E組、F組の3位と合わせた3チームの勝ち点差で日本は上位2チームに入った。日本は0―1の前半31分に近賀のゴールで追いつくと、後半には大野、沢らが次々と決めて強豪を相手に逆転勝ちした。15日の準々決勝で、日本は中国と対戦する。他のカードは米国―カナダ、ブラジル―ノルウェー、スウェーデン―ドイツとなった。

 終了の笛を聞き、エースの沢穂希選手(29)が笑顔でチームメートとがっちり握手した。サッカー女子がノルウェーを5―1の大差で破り、土壇場で準々決勝進出を決定。追い詰められた「なでしこ」の意地が、道を切り開いた。
 先制されて嫌なムードが漂ったが、あきらめずにボールを追う。前半のうちに同点とし、後半はこれまで2戦のうっぷんを晴らすかのようなゴールラッシュ。ストライカーの大野忍選手(24)は豪快なシュートで3点目をたたき出すと、空に向かって人さし指を突き上げ喜んだ。
 会場の上海体育場スタンドでは選手の家族ら約40人が応援。1次リーグ敗退瀬戸際の勝利に「いいぞ。よく頑張った」と歓喜に沸いた。
(共同)

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2008年8月12日のニュース