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日本の左SBに明大生・長友行ってみよう

[ 2008年5月24日 06:00 ]

日本代表前日練習で巻(右)と競り合う長友

 サッカー日本代表は24日、キリンカップ初戦でコートジボワールと対戦する。岡田武史監督(51)は23日の前日練習で選手の状態をチェックした結果、左サイドバックに長友佑都(21)を抜てきする可能性が高くなった。現在、明大4年の長友が出場すれば、Jリーグ発足後では00年の宮本恒靖、03年の松井大輔以来、史上3人目となる大学生の日本代表デビューとなる。

【日本代表メンバー
日本代表レプリカジャージ


 初めてのA代表戦を翌日に控えた長友だったが、臆する様子はみじんもなかった。「代表に呼ばれたときから責任を感じてやってきたんでね。試合に出る以上は観客の期待に応えられるように頑張りますよ」。練習では左サイドでコンビを組む松井と今合宿が初めてとは思えない息のあったプレーを披露。「松井さんのところでタメができるのでやりやすい」。持ち味の攻撃力をアピールするチャンスをうかがっている。
 明大政治経済学部の4年生。すでに一般教養課程の単位はすべて取得し、残るは専門課程の5教科20単位のみ。「最近は全然大学に行けない」のが悩みだが、必死でサッカーと勉強を両立させてきた。そんな努力がもうすぐ報われる。
 安田が左太腿を負傷し、この日から合流した内田もコンディションに不安を残すなどサイドバックが手薄な状態。ここで結果を出さなければW杯3次予選に向け岡田監督の構想が大きく狂うことになる。「積極的にアピールしたい」。現役大学生らしい緻(ち)密でクレバーなプレーで、代表定着を狙う。

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2008年5月24日のニュース