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玉田が決めた!岡田ジャパン1-0で勝つ

[ 2008年5月24日 19:17 ]

日本―コートジボワール 前半、先制点を決めて駆け出す玉田

 サッカーの国際親善試合、キリンカップは24日、4万710人の観客を集めて愛知県豊田市の豊田スタジアムで行われ、日本は1―0でコートジボワールに勝った。岡田監督が昨年12月に就任してからの通算成績は4勝3分け1敗。欧州組の長谷部(ボルフスブルク)松井(サンテティエンヌ)らが岡田ジャパン初先発。0―1で敗れた3月のワールドカップ(W杯)アジア3次予選、バーレーン戦から先発を大幅に変更した日本は前半21分、長谷部の右クロスを玉田(名古屋)が左足で決めた。今大会は6月のW杯アジア3次予選4試合に向けた強化試合。日本は27日にパラグアイと埼玉スタジアムで対戦する。(時間は非公式)

 ≪約2年ぶり代表復帰で結果出す≫慣れ親しんだ満員の豊田スタジアムで、約2年ぶりに日本代表で先発したFW玉田が輝いた。

 前半21分、右サイドを駆け上がった長谷部が今野のパスを受けてゴール前に絶妙なクロスを送る。遠いサイドに走り込んだJ1名古屋のストライカーは完全なフリー。滑り込みながら、ダイレクトに得意の左足で合わせてみせた。

 「1試合目は豊田だし活躍したい。どんな得点でもいいので狙っていく」。有言実行の一撃は2006年6月22日、ワールドカップ(W杯)ドイツ大会のブラジル戦以来の代表での得点だ。1―4で大敗したこの試合以降、代表での先発はなく、オシム前監督には1度も呼ばれることはなかった。

 所属クラブでも不遇の時が過ぎたが、今季就任した名古屋のストイコビッチ監督に重用され、再び花を咲かせつつある。現在J1で2位と躍進するチームの原動力となり、その活躍が岡田監督の目に留まった。

 不調のエースFW高原を押しのけての出場で、会心のゴール。得点力不足に悩む日本に頼もしい男が帰ってきた。

 ▼日本代表・岡田監督の話 前半は結構よかったが、後半は足が止まって攻め込まれる時間が多かった。松井と長谷部は海外でやっているだけあって、計算できるプレーをしてくれた。

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2008年5月24日のニュース